製麺ダイエット及びラーメンにおけるDX推進_5/6

DX推進室 橋本です。
特技は長文を書けることと言われます。

DX推進室とかIT技術とか書いているとガチな理系人間と思われがちですが、私は極端に文系シフトな人間で、特に数学・物理が苦手で大嫌いでした。どれくらい苦手かというと、高校3年間の数学の中間・期末テストで追試を免れなかったことが一度も無いほどです。7回0が並んだこともあります。先発ピッチャーなら文句なしですが・・・

なので若き日の自分は向き不向きを勝手に解釈し、いわゆるIT系の仕事なんて絶対向いてないしやるべきではないと思っていました。でも少なからず憧れてはいました(なんか理系っぽくてカッコ良さそうだから)

でも、何故かいまこのポジションに居る私の経験から思うことは、仮に現時点では自分が向いてないと思っていても、興味あることを追求するのがモチベーションやメンタル維持には一番だと思いますし、失敗ばかりでも腐らず続けていれば、必ず結果は出ますし、その経験が自分のレベルを押し上げることになります。好きこそものの上手なれ、です。

正直今でもこの専門分野(IT関係)における才能は人並みかそれ以下と思っています(笑)今でもコードに配列とかの要素が出てくると理解するまでにすごい時間かかります。ですが、現状なんとか形にはなっていると思うので、何事もやってみないとわからないものです。
そんな自身の経緯もあり、今となっては食わず嫌いで自分の可能性を閉じてしまうのは非常にもったいないことだと感じています。

なので人生後悔しないように、ラーメンでも何でも自分が興味を持ったことはまずとことんやってみようというチャレンジ精神を持って生きています。

さて、また前置きが長くなりましたが、前回はラーメンにおけるIT・デジタル技術を使った効率化について書かせていただきました。
長くなって永遠に終わらない気がするので効率化について触れるのはラーメン作りに関する部分だけにしておきますね。

効率化という面では、ラーメン店始め多くの飲食チェーン店でのセントラルキッチン化は、昔からある手法ですがまさに技術革新の賜物と思います。
ただ、これは作り手の考え方次第ですが、ラーメンの命であるスープを工場で仕込むという調理効率化に関しては、私の理想とするラーメン作りとは違うものになります。

セントラルキッチン方式では店舗ごとの味に差がなくどの店でも無難に美味しいという意味での品質が担保できるのは魅力的で、要はアルバイトの人が作っても同じ味が提供できるようになっています。ただその分無難な仕上がりというか店舗ごとのこだわっている部分などを味で反映させることが難しくなる傾向があると思います。

私は同じ時間とお金を使う(経験値を積む)なら、仮に値段は高くても自店舗で一から仕込みしているお店を選びます。

あくまで一ラーメン好きとしての価値観ですが、WEB上でのレビューなどでもその傾向を感じられるように基本的には自店舗でスープ炊いたり製麺したりしているお店のほうが個人的には美味しいというか、品質が高く感じますし、こだわりも感じます。
逆にあえて効率の悪い自店舗で仕込むというという選択をしている行為自体も、お店の意気込みというか、消費者に対する誠意を感じる部分です。


単純に味だけって訳でもないのです。(これは一部の原理主義的ラーメンマニア向けのマーケティングとしては必須と言えるくらい重要な要素だと思います)

もちろん「安さ、無難さこそ正義」という双方の利害が一致する取引(飲食)であれば別ですが、
私の求めるラーメンは当社のサービスでいうなら「シロアリ1番!」のコンセプトに似ていると勝手に思っています。

「シロアリ1番!」はラーメンでいうなら丁寧な接客や極力無添加の材料を使い、手間をかけて自店舗で仕込む無化調ラーメンの様なサービスを提供することだと思っています。
替えがきかない部分は「想像を超えた接客」「丁寧な養生」「最高水準の防除率」等であり、それを求めるお客様へのサービスを追求しています。

ですので、ラーメンで言うなら「安さ」や「無難さ」や「原価率」を追求して工場での仕込みを主体にしたり出汁の材料を減らして安価な化学調味料等で調整したりするコストダウンとは方向性が違う、ということです。「安さ」「無難さ」を否定しているわけではなく、ターゲットに応じたコンセプトの設定上での話です。

あ、でも隣にラーメン二郎があったらそっちに行きますね(ラーメンじゃないことにして)

続く。(次で多分最後です)

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