こんにちは!テオリアハウスクリニックの木村です!

 

先日、弊社の内定式があり学生さんのフレッシュなパワーを感じてくることができました。

 

自分にもこんな時代があったのか〜と、懐かしさに浸ってしまいます…。

 

さて、先日の休日に建物を観てきました。洋館巡りが好きでして各地の現存する洋館を度々見て回っています。 

 

今回行ってきたのは、群馬県桐生市にある桐生明治館。

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洋館、と言っても、これは洋館を真似て作った擬洋風建築です。

 

外観•室内と色々と観て回るのですが、毎回コレに気になってしまうんです。

 

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床下換気口。

 

仕事柄、この床下換気口を覗いて床下がどうなっているか、ネズミなどの動物が入らないか、などを見るのですが、

 

こういう建物を見ていても、どうしてもその換気口が気になってしまう…!!

 

しかも、こういう年代の建物は総じて床下換気口が美しいんです^^;

 

色々と写真を撮りためて、既に床下換気口だけでアルバムが作れそうなので、ちょっとだけ勝手にご紹介させて下さい。

 

1.旧石川組製糸西洋館 埼玉県入間市

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デザイン的にも、防ネズミ的にも、かなりレベルが高い床下換気口です。この洋館は公開が少なく穴場的洋館でもあります。

2.内閣文庫 愛知県(明治村

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非常に美しいデザインですが、隙間だらけで小動物なら通れてしまいそう。実際、裏側に防ネズミ用の金網が設置されています。

 3.旧花輪小学校 群馬県みどり市

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洋館では無いですが、昭和初期に建てられた小学校の床下換気口です。小学校なのに豪華な格子が使われています。

4. 旧ウォーターハウス邸 滋賀県近江八幡市 

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近江八幡ヴォーリズ建築のひとつです。大正初期の建物ですが、いい意味で今風の床下換気口です。もっと凝って欲しいと思いつつ、多分これが合理的なデザインってことなんでしょうね。

 

こんな感じで床下換気口を見ていくと、それぞれデザインに凝っていて面白いです。

近年、基礎パッキン工法が台頭してこの床下換気口のある家が減り続けていますが、建物の歴史を見る上でこの床下換気口は欠かせないな~なんて思っています。

 

ちなみに、この床下換気口は床下の通風のために非常に重要なので、お家の換気口を物置などで塞がないようにご注意下さい。湿気が溜まってしまったり、シロアリ被害や腐れの原因となってしまう恐れがあります。

 

最後までお付き合いありがとうございました。

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