e-LOUPE(イールーペ)

こんにちは!技術開発課 二級建築士の岩井です。

以前のブログでも話があったように、テオリアハウスクリニックでは複数の事業をおこなっております。
その中で私はe-LOUPE(住宅診断事業)部門を担当しておりますので、それに関してご紹介致します。

e-LOUPEにて行っている事業は、ホームインスペクションと呼ばれる住宅診断です。

例えば、新築や中古の住宅を購入する際や、長くお住まいのご自宅などで

「欠陥や不備が無いか」
「どこにどの程度劣化が生じているか」
「見えない所がどうなっているか」

といった心配があります。

それらを解消するために、専門家が調査し診断して建物のコンディションを把握すること、それがホームインスペクション(住宅診断)と呼ばれるものです。

その為、ご依頼を頂いた建物の隅から隅までを調査するのが仕事です。
調査箇所を大まかに区分すると、屋根、外壁、室内、天井、小屋裏、床下。
それを二人または一人で調査します。

インスペクションにおいて小屋裏や床下は点検が困難なため、場合によっては点検口からの目視で終わりにする会社もあります。
しかし、我々e-LOUPEは床下も小屋裏も(人間が入れる限り)しっかりと進入して調査します。

さてこの様な作業を行って行く訳ですが、大変な事ももちろんあります。

それは、30℃を超える真夏の晴れの日の調査。
外壁や屋根など外の調査も暑いのですが室内も暑い!
新築はもちろん、中古住宅でも人が住んでいないとエアコンが設置されていないので室内は暑いのです。

汗でお部屋を汚さない様に気を使うので、外より室内の方が大変かもしれません。
けれど、お客様の大切な家は汚したくない!
頑張りどころです!

そして、なんといっても小屋裏!
小屋裏(屋根裏)に上がると、直射日光を浴びて熱くなった屋根(野地板)がすぐそこにあります。
もちろんクーラーもないので、まるでサウナといった状況。
点検が終わって小屋裏から降りると、それまで暑く感じていた室内の空気が涼しく感じるほどです。

そんな大変な夏場の調査ですが、今年は空調服とアイスノンベストを導入し大分改善されました。
空調服とは小型の扇風機が付いている服です。
アイスノンを入れたベストを着て、その上から空調服を着れば、真夏の小屋裏でも何とかなるレベルには涼しくなり、調査ができます。

そんなこんなで建物を調査をして、お客様に結果を報告しています。

良い結果でも不具合を発見しても、お客様の安心につながるのがこの仕事。
大変ですが感謝されるのがこの仕事。
中々面白い仕事です。

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