皆様初めまして、技術開発課でインスペクション(住宅調査)を行っている鳥居と申します。
昨年の11月に入社し早5ヶ月が経ちました。
今回入社にあたり私が受けたテオリアハウスクリニックの研修についてお話させていただこうと思います。
まず私は元々ビジネスマナーを日常的に使用しない仕事をしていました。
汗を流し、保育園や公共施設等を建てることに注力する日々を送っていたため齢27にもなり碌なビジネスマナーを身につけていませんでした。
そのことを伝えると早速ビジネスマナーの研修が追加に。
大人になるとはどういうことなのか、会社に対して必要な人間とはどういう存在なのかなどを学ぶことができました。
私は住宅診断担当として入社しましたが、弊社はシロアリ防除をメイン事業に据えていることから自社で何をしているのかを学ぶため、埼玉県の営業所兼研修所内にある4棟の住宅模型を使用し、ツナギや床下装備の装着方法から床下を調査する際の移動方法などを先輩社員に教えていただきました。
研修所内では、他にも断熱工事の研修や点検口の作成方法なども学ぶことが出来、社員が学ぶことにかなりの投資を行っていることが研修内容からもひしひしと伝わってきます。
そして千葉県にある戸建住宅を丸々使用した研修所では、小屋裏や床下の動き方などを身をもって勉強しました。
突然ですが、皆さんはツイスターという遊びを知っていますか?
2名から3名ほどで行うパーティーゲームで、手足の可動域をどこまで酷使できるのかを楽しむ遊びです。(笑)
小屋裏内には構造を支える梁があり、調査や点検などではその梁を伝い奥へ奥へと進んで行きます。
入社したての私は小屋裏移動など心配する必要無しと、前職の経験から謎の自信を持っていました。
ですが、実際に研修で入ってみると思いの他うまく動くことが出来ず、次の場所に進むために掴んでおきたい梁に近づくには肘の関節をもう2段階曲げる必要が出てくるような場面も。
段々と肩が震えだし自重を支える膝が小屋裏の中で高らかに笑い出します。
私が研修を受けたのは真冬でしたが小屋裏は暖かく、しっかりと汗が伝ってくる中なんとか移動を済ませ小屋裏から産まれたての子鹿の体で出てくるころには、ほんの1時間前の自分が間違っていたことに気付かされました。
この研修を知るのと知らないのでは今後の仕事に明らかに影響が出る。
そう言い切れるほど大事な研修だったと私は感じました。
お客様の家で狼狽える前に事前に学べること。
当たり前のことですが意識しながら研修を受けることの有意義さが一番の学びだったと感じました。
車に慣れていない方向けには、教習所のように先輩を横に乗せる運転研修があることも驚きました。
まだ知り合って間もない新人社員の不慣れな運転に乗り、運転を横で見ていてくれる先輩社員には頭が上がりません。
様々な研修を受けた中で言えることは研修を行ってくれる先輩方はとても優しく、自分の為の時間を裂き、入社した新人のためにどういう風にしたら分かりやすいか、どうしたら馴染みやすいかと日々考えてくださってることが伝わってくることです。
5ヶ月の間に、新しい仲間も増えました。
私も同じように優しさを持ち、社会という波に飛び込んだ方にとって良き先輩になっていけるように今度は私が何かを伝える側になっていこうと思います。