「聖地巡り」の良さに少し触れた気がします

こんにちは、断熱営業所の廣澤です。

『千と千尋の神隠し』で登場する架空の温泉宿「油屋」のモチーフとなった建物が、群馬県にあることをご存知ですか?

四万(しま)温泉の積善館という建物です。

四万温泉で検索すると、すでに検索候補の上の方にはその名前が出てくるほどですので、知っている方も多いのではないかと思います。

「日本最古の木造湯宿建築」と言われているとおり、実際に目にすると、その建物が重ねてきた年月を垣間見れるたたずまいです。

私もジブリ作品は大好きで「千と千尋」も何度も見ていました。

実際に建物の正面を見たときの、アニメの背景である建物と、現実にある建物がリンクした時の妙な高揚感。

そこにあったのは、劇中の油屋で働く湯屋の従業員たちが寝起きする一角そのもの。

私はあまり写真をたくさん撮るほうではないのですが、アニメ好きの私はこの時ばかりは建物を連写。

いつまでも建物を眺め回している私は、妻に置いていかれそうになりました(笑)

そして、積善館では現在でも温泉に入ることができますが、この浴場のたたずまいも歴史を感じられる、他ではあまり目にすることのないような形状でした。

脱衣スペースは浴場に直結で、部屋として別れていない造りです。

浴場の床面に掘られる形で長方形の浴槽が5つ並んでいる様は、現地の解説にあったとおり湯治のための施設であったことを物語っています。

面白かったのは、浴場の壁に小さな扉が2つ付いていることでした。

扉を開けると、中がタイル張りの座椅子になっていて、完全個室タイプのミニサウナでした。

中に入り扉を閉めると、完全に自分だけのサウナスペースに。これはこれで楽しいと思える体験でした。

(※浴場内は撮影禁止だったため、写真がない点はご了承ください)

帰りがけに建物を振り返った際に、なんとなく哀愁を感じたのは、(アニメで)慣れ親しんだ建物を離れることへの寂しさだったのでしょうか?

アニメの舞台となった町や地域を旅行することを俗に「聖地巡礼」と言いますが、その楽しみ方になんとなく触れたような気がする旅行でした。

今度は、台湾の九份(きゅうふん)という町も訪れてみたいなと思うようになりました。こちらは油屋へ続く繁華街のモチーフだそうで、またいつかテオログに書けたら良いですね。

 

 

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