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テオリアハウスクリニック公式スタッフブログ テオログ

テオリアハウスクリニック公式スタッフブログ。週に2~3回の頻度で更新していきます!

シロアリが好きな断熱材はどれ?調べてみた

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こんにちは。テオリアハウスクリニックの木村です。

9月に入りましたね。夏が終わり、涼しくなるかな~と思いたかったのですが、真夏のような残暑はまだまだ続きそうですね。熱中症対策はまだまだ万全でいきましょう!

さて、今日はちょっとした実験をやりましたのでご紹介させていただきます!

題して、「シロアリが好きな断熱材はどれ?」実際にシロアリに断熱材を与えて経過観察を行い断熱材による違いを確かめてみました。

断熱材とシロアリの深い関係

断熱材は建物に無くてはならない建材のひとつ。

でも使い方を誤ると取り返しのつかないことになってしまうことがあります。

「結露による腐れ」は断熱材の不具合でよく目にすると思います。でもそれ以外にも実はシロアリ被害を甚大なものにしてしまう事があるのです。

 f:id:teoriahc:20160901165830j:plainシロアリ被害を受けた断熱材

 お家の断熱材が壁や床の中でこんなことになっていたらショックですよね。

なので、断熱材を選ぶ際にはシロアリに強い断熱材を選びたい…!

でも実際にどれがシロアリに強いの??調べても実際に比較したものがなかったので、ここは自分で!と思いつきやってみたワケです。

調べてみた断熱材

今回使用した断熱材は

高性能グラスウール(24K)、セルローズファイバー、発泡ウレタンフォーム

とそれぞれ特徴を持った断熱材を3種類用意しました。

f:id:teoriahc:20160901172543j:plain左からセルローズ、グラスウール、発泡ウレタン

 

用意する道具

用意するものを下記にメモします。シロアリと断熱材さえ手に入ればできそうですね!

1.「大きめタッパー」と「木材(柔らかいスプルース材やアカマツがオススメ)」

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底にエサとなる木材を設置します。シロアリにはこの木材を目指して貰います。

2.断熱材

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ホームセンターで入手できます。セルローズファイバーは工事店でないと入手は難しいです。木材の上に断熱材の層を作ります。

3.土

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これはできるだけ栄養の無いものを選びます。土がシロアリのエサになったら意味が無いですからね!断熱材の上に1cmほどの土壌層を作ります。シロアリのコロニーが定着しやすくなります。

4.シロアリのコロニー(巣)

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 シロアリがいそうな場所の朽木を調べたり、お庭の木材を調べたり…。これが一番大変です(><)

いざ、シロアリ投入!

今回は東京都産のヤマトシロアリを使用しました。とっても活性が高いコロニーで今回の実験にも最適です!

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ひとつあたり推定150頭ほどです。(試験ではないのでそこまでキッチリは数えていません…)

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こちらはセルローズファイバーですが、シロアリが早くも土の中に道を作り始めています。

開始から3日目に変化が!

ウレタンフォームで真っ先に変化がおきました。ウレタン施工後にウレタンが縮んだためタッパーとの間に隙間が少し空いてしまいそこに蟻道が…。あまり望んでいなかったカタチでシロアリが断熱材を貫通してしまいました。

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とはいえ、その僅かな隙間を突いてくるシロアリもさすがです!

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自分たちで土を運んでトンネルを作ります。専門的には蟻道(ぎどう)といいます。

開始から6日後にセルローズファイバーで大きな変化

 セルローズファイバーに大きな変化が見られました。

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タッパーを開けてみると、土壌表面に無数のシロアリの死骸が…。突然のことに驚きましたが、実はこれセルローズファイバーに防蟻性能があるためなのです。

セルローズファイバーは新聞紙から作られた断熱材。その新聞紙はシロアリの大好物!ですがセルローズファイバーにはホウ酸という安全性の高い防蟻成分が添加されており、むしろシロアリがそれを食べることで死んでしまうのです。

この6日目からシロアリの個体数は徐々に減っていき、セルローズファイバーのコロニーは19日目で全滅することになりました。もちろん断熱材は全く貫通されることなく無事でした。

グラスウールにも変化が生じる

 グラスウールもセルローズファイバー同様に6日経過あたりで変化がありました。

f:id:teoriahc:20160901195631j:plain 断熱材を貫通させようと蟻道が伸びている

蟻道が作られ始めたものの、これ以降蟻道が伸びることはありませんでした。やはりガラス繊維はシロアリからすると居心地が悪いのでしょうか。

それどころか、急激にコロニーが衰退してしまい、目視で確認ができるのが10匹程度にまで個体数が激減してしまいます。

このグラスウールですが、防蟻性は無いため43日経過現在、数匹の個体が確認できる程度生存していますが、もちろん断熱材は貫通されていません。

43日経過した結果

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  • グラスウールはほぼコロニー消滅
  • セルローズファイバーは19日目で全滅
  • 発泡ウレタンフォームは依然活発に活動

 

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発泡ウレタンの木材は食害を受けて凹んでいます。依然活発に活動しており、コロニーの衰退は全く見られません。

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よく見ると、発泡ウレタンに穿孔して通り道が形成されています。冒頭に掲載した断熱材の被害例と同じことが発泡ウレタンにも起こりうることが分かります。

 

このように、断熱材によって全く違う結果となりました。

断熱材の性質を知っている方からすると予想通りだったかもしれませんが、実際に結果として出ると、断熱材もしっかりシロアリ対策を考えて選択しなくてはなりませんね。

 

防蟻性という面で考えると、

セルローズファイバー > グラスウール > 発泡ウレタンフォーム

という事が、今回の結果からは言えそうです。

 

断熱材を何にしようかとお悩みの方は、ひとつの参考にしてみてください。

 

 

www.woody.co.jp